昔のパチンコ台、パチスロ台は故障が多かった
現在は台入れ替えのサイクルが早く、撤去の際もほぼ新品。しかし、20年ほど前のパチンコ店は新台入れ替えは半年に1回とほとんどなかった。
長く使っていれば消耗部品はヘタってくる。当時のパチンコ店員は修理技術も求められた。
パチンコ台の機械の理屈を理解しようとしない社員たち
当時のパチンコ店員は普通の職場では勤まらない人達がほとんど。感情のみで行動するような人たちで、短気。ちょっとした事ですぐにキレて手が出る。頭を使う事が苦手な人達だった。
ですのでパチンコ客とのトラブルも多い。負けた客に嫌味を言われただけですぐに手が出る。パチンコ台の修理も苦手だった。
「玉が出ない」と呼ばれれば上部の玉のレールを思いっきり叩いてレールを外してしまう
「玉の出が悪い」と言われれば裏パックを力任せに叩きまくり壊す
「玉の飛びが悪い」と言われればハンドル部分を力任せに押したり引っ張ったりする。
まるで【テレビの映りが悪い時は叩いたら直る】と信じている人達である。
何度教えても覚えてくれない
何かあるたびに思いっきり台を叩くので、裏パックのプラスチック部品が割れたり役物が動かなくなったりした台が増えてきた。
予備の部品もあまりないのと、彼らが壊したパチンコ台の修理に時間を取られるので彼らに言った。
「いい加減、仕組みを覚えて正確に直してください。」
「叩いても直りませんからね!」
と注意した。40歳を超えたいい大人が言われる事ではないですね。
しかし、いつまでたったも彼らの行動は変わらなかった。解雇しようかと考えたが、全員が【叩く人】なので誰もいなくなってしまう。結局、そのまま彼らは勤め続けたが、時代と共に淘汰されていった。