学生時代にアルバイトしていたパチンコ店は先輩の紹介
大学生になり親から仕送りをもらっていたが彼女もできて、デート代や遊ぶお金が必要になり「いいアルバイトないかなぁ」と探していたところ、同じ大学の先輩が「ちょうど人手が足りないのでうちにこないか?」と誘われて始めた仕事がパチンコ店だった。
アルバイトなので正社員の補助的な仕事なので楽だろうなと思っていたが、実際働き出して思っていた事と違いことに驚いた。
学生アルバイトがすべてを仕切っているパチンコ店
私がアルバイトを始めたパチンコ店は、オーナー店長、主任、正社員が10人ほど、そして学生アルバイトが10人で回していた。基本的に早番は正社員、アルバイトが学校があるので基本遅番での勤務になる。遅番は学生アルバイトに加え、足らずを残りの正社員が出勤していた。
アルバイト初日に店長に言われたのが「正社員は信用できず、全然仕事もできないのでアルバイトの池谷と名倉(仮名)にすべてを任せているので従うように」と言われた。どうやら正社員は完全に使えない人たちとして認識されているようだった。
仕事のコースの配置決め、休憩などすべてアルバイトが仕切る。正社員はそれに従うだけ。先輩アルバイトも「店長に任されている」ということで好き勝手にやりたい放題である。
アルバイトの正社員いじめ
正社員の仕事の出来なさが度を越えていたので仕方がないが、アルバイトが説教することも日常茶飯事だった。正社員は30歳を超えている人がほとんどで50代の人もいる。自分の親位の年代の正社員をボロカスに怒鳴るのである。
だんだんエスカレートして、仕事中に蹴りを入れるアルバイトもいた。しかし、店長はアルバイトに絶大の信頼を持っているので何のお咎めもない。さすがに私は年齢が上で、正社員の人にそこまでできなかった。
おかしな体質のパチンコ店は私には合わなかった
せっっかく先輩が紹介してもらったパチンコ店のアルバイトだったが半年で退職した。仕事ができないとはいえ、年上の正社員を馬鹿にしたりすることに耐えられなかったからだ。私が辞めてから数年後、働いていたパチンコ店を調べるとすでに閉店していた。