彼氏の命令でパチンコ店で働く女性店員
自分の意志で目的を持ってパチンコ店で働く人がほとんどだが、28歳の女性パチンコ店員の忍は違っていた。
働いていない彼氏と同棲し、彼氏にお金を渡すためにパチンコ店で働いていた。
残業は絶対に断る勤務態度
新台入れ替えの日は社員は残業になる。時間にして2、3時間ほど。しかし忍はかたくなに断った。今日だけなんでとお願いして台入れ替えを手伝ってもらった。
作業中の彼女の顔は青ざめていて、ずっとそわそわした態度だった。めんどくさいから断っていたのかな?と軽く考えていた。しかし、翌日出勤してきた彼女の顔を見て驚いた。
青あざと腫れ上がった瞼で出勤してきた
理由を聞くと新台入れ替えの日に遅く帰ったのでボコボコに殴られたとの事。彼氏は毎日同じ時間に食事が用意されていないと怒りすぐに殴るらしい。そして毎日お金を渡さないと殴られる。
そして仕事中でも彼氏が指定した時間に電話をかけないと帰宅後殴られる。体調が悪くても休めば給料が減るのでまた殴られる。完全にDVだった。
参考
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DV彼氏と別れられない理由
そんな彼氏とは別れたら?というと彼女は答えた。
別れ話をしたら殺されるかもしれない。
DVを受けすぎて恐怖心から別れられないという。どこまでも追いかけて来る、そして殴られる。そういう思い込みが刷り込まれていて、思考停止状態だった。それ以上は他人の私たちは何も言えなかった。
夜逃げ覚悟で退職
ある日、彼女は退職願を出してきた。退職日には家に帰らずそのまま他県のシェルターに入るらしい。もう耐えきれなかったのだろう。シェルターは彼女のような環境を送っている人を隔離してくれる施設である。
彼氏にどこから居場所がばれるかもしれないので場所は秘密だった。あれから10年以上たつが普通の生活を手に入れられたのだろうか。