負けの金額が大きくなってくると普通の精神状態ではいられない
パチンコなどのギャンブルは必ず胴元(お店)が儲かるようになっています。パチンコを打ち始めた時点で負けなのです。たまには運よく勝つ事もありますが。負けると分かっていても実際負けると腹が立ちとんでもない行動をするお客さんがたくさんいました。
パチンコ店員に怒鳴りまくる客
負けた怒りをパチンコ店員にぶつけてくる人もたくさんいました。「10万円突っ込んだのに1度も当たらない!どないなっとるんじゃー!」とか「お前、帰り気をつけろよ!」と脅してくる人もいました。最初は怖かったのですが一時的に頭にきていると分かってからは軽く受け流していました。
玉箱を投げる客
パチンコ台の前には大当たりした時用に4000発入る空箱を置いていました。その箱を投げる客がいました。近くに投げるのはまだましとして隣のコース(シマ)に投げられたときはびっくりしました。しかも隣のコースでおとなしく打っている客の頭に当たる事がある。1人が投げですと他の客まで投げ出す始末。対策として大当たりしてから空箱を持って行くようにしました。
台のガラスをたたき割る客
今では強化ガラスで少々殴ったくらいでは割れませんが当時は普通のガラス2枚がはまっているだけ。すぐに割れます。何度も割る客には「割ったら1枚2千円いただきますよ」と警告しました。が、台に着席するとすぐに1万円札を出し「今日は5枚割るわ!」と言い出しました。このお客は手が付けられませんでした。
トイレの便器を壊す客
ある日お客から「トイレが水浸しになっている」と言われ見に行くと便器が粉々に壊され水道管から水があふれていました。どうやら思いっきり便器に蹴りを入れ破壊したようです。その時は犯人が特定できなかったので以後は15分毎にトイレに確認しに行くようにしました。
パチンコ店員にコーヒーのカンをぶつけてくる客
ホールのコースを見回りしていると客がカンカンを投げつけてくる。ひどい時にはジュースの入った紙コップを投げつけてきてびしょびしょになることもある。このひどい嫌がらせを受けたアルバイトは速攻やめていく。当然やな。
現在は客もおとなしい
今のパチンコ屋でこんな行為をする人はいません。当時のパチンコ店の環境を知っている人が見れば天国ですわ。