スロットのモーニングでは客は集まらなかった
当時、開店時にパチスロが当たる状態で準備しておく『モーニングサービス』をどこのパチンコ店も行っていた。当然ウチも『1機種に付き3台』づつ計12台に大当たりを仕込んでいた。
しかし、お客さんが集まらない。閉店時にモーニングのパチスロ台が手つかずのまま残っている日もあった。
教えても打たないパチンコ客たち
あまりにも客が打たないので思い切ってモーニング台を教えた。さすがに打つだろうと思いきや打たない。全く私の言う事、いや店自体を信用していない。
「どうせダマしで1,000円損させる気だろう?」
と言ってきた。ここまで信用がないとは思わなかった。終わっている。ならば
露骨に勝ちが見えるサービスならさすがに打つだろう!
と思い、ある事を実行した。
CR機のパチンコ台に確変を仕込むモーニングサービス
確変のあるCR機パチンコにモーニングを入れた。前日確変で当たるまで社員全員でぶん回す。当たればあと2回大当たりが約束される。大連チャンが期待できるのである。
確変中の液晶画面は色が変わり台の枠のランプがつきっぱなしになるので、丸わかり。そこで希望者を集めてじゃんけんで勝った人が打てるサービスをした。
確変台は6台。CRダウンタウン劇場、撃墜王、CRくだもの畑の3機種。どれも大連チャンが期待できる2回ループの確変機である。朝一番、マイクで打ちたい人をカウンターに集めると…
なんと5人しか集まらなかった!
マジか!?客は20人ほどいるのに!打たない理由を聞くと
「当たってもどうせ飲まれて終わりだろ?時間の無駄だ」
というのだ。もう何をやってもこの店の罠だと思っているようだ。確変を打てるという事は現金をもらっているのと同じ。それでも打たない。今までやってきたサービスが悪かったのではなく、店自体に信用がなかったのだ。
もう現金をあげるモーニングサービスをするしか集客方法がない
それでも罠だと思って集まらないだろうな。