年に2回のお楽しみ、それはボーナス!
パチンコ店員とはいえ、正社員になっているとボーナスが支給される。私の働いている店では8月と12月だった。ブラックな職場だがボーナス月だけはみんなテンションが上がる。
応募要項には『ボーナス年2回支給』と書いてあるが…
ある社員が部長に聞いた。
ボーナスはいつ、いくらもらえるんですか?
部長は答えた。
「お前、仕事もせんくせにボーナスとか言ってんじゃねえよ!」
「もらえたらラッキーぐらいに思っとけや!」
社員は目を丸くして茫然としていた。確かにボーナスは給料と違い確実にもらえるものではない。特に私の勤務するパチンコ店グループは客がほとんどおらず、儲かっているとは言えなかったからボーナスは無いものだと思っていた。
ボーナスは実際に支給された!
部長からボーナスは無いような事を言われていたパチンコ社員は喜んだ!
ボーナスの金額は…給料の1.2倍分!
一流企業のボーナス額に比べれば子供の小遣いくらいの金額だがみんなものすごく喜んだ。なぜならほとんどの店員は金遣いが荒く、ボーナスをもらった時点で『全財産0円』だったから。
参考記事
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パチンコ店社員達のボーナスの使い方は…
もちろんみなさんの予想通り
パチンコ、競馬、風俗
である。いつも通り速攻で『すってんてん』になり、せっかくもらったボーナスは3日ともたなかった。やはり貯金ができない体質なのであった。
20年前の話
これはあくまで私が働いていた20年以上前の個人経営のパチンコ店のお話。今はどうなっているか分からない。昔のうさんくさいどんぶり勘定のパチンコ店はほとんどないであろうから、3ヶ月分ほどもらえているのかな?
もしそうだとしたら今からでも働きたいと思う私であった。