閉店後の店内清掃は業者に任せていた
パチンコ店の閉店後、ホールの掃除をします。台の灰皿やガラス、パチンコのレール、カセット、パチスロのセレクターの掃除はパチンコ店員の仕事。
その他の床の清掃、トイレ掃除などは外部の清掃業者に任せていた。
清掃業者は長年出入りしているいつもの掃除屋
出入りしている清掃業者は古くからの付き合いで完全に信用していた。大体3~4人のチームでやってくる。中には若いアルバイトもいた。
パチンコ社員、アルバイトは閉店後30分で自分たちの掃除を終わらせて帰宅する。掃除屋も普段は同じ時間に終わり店長や主任が戸締りをして帰る。
1週間に1回床にワックスをかけるために我々よりも遅くまで店内にいる時がある。当初はワックスが終わるまで店長、主任が付き合っていたが、ある時から鍵を預けて先に帰るようになった。ある日事件がおきた…
突然の部長からの呼び出し
朝一番で部長から本部に来るようにと呼びだしがあった。そしていきなり怒鳴られた!
『お前は掃除屋にこんな事許しているのか!』
と。訳が分からない。そして部長はビデオを再生した。そこに映っていたのは・・・
社員のいない店内でやりたい放題している掃除屋
そのビデオは我々が帰った後、掃除屋の行動が映っていた防犯ビデオだった。
彼らはカウンターのお菓子を勝手に食べる
玉置場からパチンコ玉とスロットのメダルを持ちだし勝手に遊技。
台をこじ開けようとする。
パチスロのコインを持ち帰る
まさにやりたい放題だった。私は唖然とした。
もちろんその日から掃除屋は出入り禁止。そしてわたしたちの仕事が増えた。